RIBLOIN (リブロース/Ribu Ro-su)

和牛 リブロース(Wagyu Ribloin / Ribeye) 〜赤身の旨味と上質な脂が織りなす、和牛の最高峰部位〜

 1. リブロースとは何か

リブロースとは、牛の背中の中央部分(肩ロースとサーロインに挟まれた部位)にある最高級部位の一つです。
「リブ(肋骨)」の名の通り、あばら側の背肉にあたり、日常であまり使われない部位のため肉質が非常に柔らかいのが特徴です。
和牛のリブロースは、見事なサシ(霜降り)が全体に網目のように入り、中心には「リブ芯」と呼ばれる極上の部位を抱えています。

2. リブロースが選ばれる理由と魅力

  • とろけるような極上の食感: きめ細やかな肉質と豊かな脂肪分が合わさり、口に入れた瞬間にフワッととろける贅沢な食感を味わえます。
  • 芳醇な脂の甘みと香り: 和牛特有の「和牛香」と呼ばれる甘く香ばしい香りが最も強く引き立つ部位で、一口で至福の満足感が得られます。
  • 華やかな見た目: 断面の霜降りが美しく豪華なため、お歳暮などのギフトや特別な日のメインディッシュとして高い人気を誇ります。
3. おすすめの調理法とメニュー
脂の旨味と柔らかさを最大限に活かすため、サッと熱を入れる調理法が最適です。

  • すき焼き・しゃぶしゃぶ
    大判にスライスしたリブロースは、割り下や出汁にくぐらせることで脂がほどよく抜け、とろけるような食感と濃厚なコクを楽しめます。
  • リブロースステーキ
    厚切りにして表面を香ばしく焼き上げることで、ジュワッと溢れ出す肉汁と脂の甘みをダイレクトに堪能できます。塩やワサビでシンプルにいただくのがおすすめです。
  • ローストビーフ
    適度に脂がのっているため、低温で焼き上げると非常にジューシーでパサつきのない極上ローストビーフに仕上がります。

SIRLOIN (サーロイン)

サーロイン

【最高級部位】肉の王様が誇る、極上の柔らかさと溢れる旨味

■ サーロイン(Sirloin)とは?

英語表記:Sirloin
タイ語表記:เนื้อวัวส่วนสันนอก(サンノーク)
部位の位置:牛の背中から腰にかけての肉。リブロース(Ribloin)の隣に位置する最高級部位。

サーロインは、牛の背骨の外側(タイ語でสันนอก)にある肉で、内側のヒレ肉(สันใน)と並ぶ最上級の部位です。
きめ細やかで非常に柔らかい肉質と、赤身本来の濃厚な旨味、そして適度な脂(サシ)のバランスが絶妙です。加熱しても肉質がパサつかず、噛むほどにジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。

■ サーロインが選ばれる理由と魅力

「サーロイン」は世界中で広く知られている知名度の高い部位であり、メニューや商品ラインナップに加えるだけで強い高級感と安心感をもたらします。

形状が均一でカット作業や重量管理がしやすいため、レストランや各種飲食店におけるメニュー開発・原価管理において非常に扱いやすい商材です。また、シンプルな調理でも抜群の美味しさを発揮するため、ご家庭での特別な日のディナーや、大切な方へのプレミアムな贈り物・ギフトとしても大変喜ばれます。

洋食のステーキはもちろん、和食のすき焼きやしゃぶしゃぶまで、幅広い料理に活用できる万能さも大きな魅力です。

■ おすすめの調理法とメニュー

1. ステーキ(Steak)
厚切りにして高温で焼き上げる、サーロインの旨味と肉汁を最も堪能できる王道の調理法。
2. バーベキュー(Barbecue / 炭火焼き)
炭火の香ばしさと、サーロインの上質な脂の甘みがベストマッチします。
3. すき焼き(Sukiyaki)& しゃぶしゃぶ(Shabu-Shabu)
薄切りにすることで、口の中でとろけるような柔らかさと脂の甘みが引き立ちます。
4. ローストビーフ(Roast Beef)
低温でじっくり調理することで、冷めても柔らかくジューシーな赤身の旨味が楽しめます。

CHUCK ROLL (肩ロース/Kataro-su)

チャックロール

【旨味とサシの絶妙なバランス】 赤身の濃厚な旨味と美しいサシを楽しめる、使い勝手の良い上質部位


■ チャックロール(Chuck Roll)とは?

英語表記: Chuck Roll
タイ語表記**: เนื้อวัวส่วนสันคอ(サンコー)
部位の位置 : 牛の首から背中(第1〜第5胸肋骨)にかけての肉。リブロース(Ribeye)の前方に位置する部位。

チャックロールは、首から背中にかけて広がる部位で、日本の精肉市場では「肩ロース」として親しまれています。
適度な運動量があるため赤身自体に濃厚なコクと深い旨味があり、同時にキメ細やかなサシ(霜降り)が入りやすいのが大きな特徴です。
加熱することで脂の甘みが赤身の旨味と合わさり、ジューシーで口当たりの良い柔らかさを堪能できます。

 

■ チャックロールを構成するパーツ詳細

チャックロールは肉質や脂の入り方が異なる4つのパーツで構成されており、小分割して切り分けることで、部位ごとの魅力を最大限に引き出すことができます。

1. ザブトン / ハネシタ(Chuck Flap)

特徴: チャックロールの中で最も見事なサシ(霜降り)が入る最高級の希少部位です。非常に柔らかく、とろけるような口どけと豊かな脂の甘みが楽しめます。
主な用途: 特上焼肉(上カルビ・特上ロース)、厚切りステーキ、炙り肉寿司

2. チャックアイ / ロース芯(Chuck Eye Log)

特徴: リブロースへと続く中心部分(芯)です。赤身の濃い旨味と適度な脂のバランスが良く、肉本来の風風味最も強く感じられる部位です。
主な用途: 高級すき焼き・しゃぶしゃぶ用の大判スライス、チャックアイステーキ、焼肉

3. カブリ / チャックカバー(Chuck Roll Cap)

特徴: ロース芯の外側を覆うように付いている肉です。やや筋があり歯ごたえがありますが、肉汁の旨味が強いのが特徴です。
主な用途**: 並カルビ・並ロース(隠し包丁を入れたカット)、牛丼・切り落とし、炒め物

4. ネック(Neck)

特徴: 頭部に近い首側の肉で、よく動かす部位のためキメが粗く硬めですが、コラーゲンと赤身の旨味成分が非常に強く凝縮されています。
主な用途: ハンバーグ用ひき肉、煮込み料理(シチュー・カレー・角切り煮込み)

注意:弊社の商品カットでは、ネック部分を除いた肩ロース部分を販売しています。

 

■ チャックロールが選ばれる理由と魅力

「チャックロール」は、旨味・柔らかさ・価格のバランスが極めて優れており、飲食店や精肉店において非常に高いコストパフォーマンスを発揮する部位です。

パーツごとに細分化してカットを変えることで、1つの大部位から「極上の希少部位(ザブトン)」、「高級スライス(チャックアイ)」、「切り落としや挽肉(カブリ・ネック)」まで幅広く商品化できるため、歩留まりの最適化やメニュー開発において非常に扱いやすい商材です。

和食のすき焼きやしゃぶしゃぶはもちろん、洋食のステーキや煮込み、焼肉まで、あらゆる料理スタイルに対応できる圧倒的な万能さが最大の魅力です。

 

■ おすすめの調理法とメニュー

1. すき焼き(Sukiyaki)& しゃぶしゃぶ(Shabu-Shabu)
薄切りにすることで、赤身の旨味とサシの甘みが引き立ち、柔らかくジューシーな食感を楽しめます。

2. 焼肉(Yakiniku)
ザブトンやチャックアイを厚切りや短冊切りにすることで、上質な脂の甘みと香ばしい肉汁が口いっぱいに広がります。

3. ステーキ(Steak / チャックアイステーキ)
ロース芯(チャックアイ)を中心に厚切りにし、赤身肉らしいしっかりとした肉感と深い味わいを堪能できます。

4. 煮込み料理(Stew / Curry)
ネックやカブリの部位をじっくり煮込むことで、凝縮された旨味とコラーゲンが溶け出し、濃厚な味わいに仕上がります。

 

 

FILLET (ひれ)

ヒレ

【最高級部位】肉の女王が誇る、究極の柔らかさと上品な赤身の旨味

■ ヒレ(Fillet)とは?

英語表記:Fillet / Tenderloin
タイ語表記:เนื้อวัวส่วนสันใน(サンナイ)
部位の位置:牛の腰肉の内側。サーロイン(Sirloin)の隣に位置する最高級部位。

ヒレは、牛の背骨の内側(タイ語でสันใน)にある肉で、外側のサーロイン(สันนอก)と並ぶ最上級の部位です。一頭の和牛からわずか2%ほどしか取れない最高峰の希少性を持ちます。
運動量が最も少ない部位であるため、牛肉の中でトップクラスのキメの細やかさを誇ります。脂肪分が極めて少ない上品な赤身でありながら、箸で切れるほど圧倒的に柔らかい食感が特徴です。

■ ヒレが選ばれる理由と魅力

「ヒレ」は最高級部位として世界中で絶大な知名度を誇り、メニューや商品ラインナップに加えるだけで強い高級感と安心感をもたらします。

脂身が少なくあっさりとしながらも深みのある味わいは、健康志向の方やご年配のお客様まで幅広く支持されています。肉質が均一で加熱しても硬くなりにくいため、プロの調理現場においてもブレのない安定した仕上がりを実現できる扱いやすさも魅力です。特別な日のディナーやプレミアムなギフトとしても最高の満足感を提供します。なお、空気や光による変色が早いデリケートな部位でもあるため、適切な温度・衛生管理のもとで取り扱うことが大切です。

■ おすすめの調理法とメニュー

1. ステーキ(Steak)
厚切りでも驚くほど柔らかく仕上がる、ヒレ本来の極上の肉質を堪能できる王道の調理法。
2. バーベキュー(Barbecue / 炭火焼き)
炭火で表面を香ばしく焼き上げることで、上質な赤身の肉汁と芳醇な香りが引き立ちます。
3. ローストビーフ(Roast Beef)
低温でじっくり火を通すことで、しっとりと柔らかく上品な赤身の旨味を閉じ込めます。
4. ヒレカツ(Fillet Cutlet / 牛カツ)
贅沢に衣を纏わせてサクッと揚げれば、中で肉汁が溢れ、極上のほぐれやすさを楽しめます。

D-RUMP (ランイチ/Ran Ichi)

 英語ではD Rumpといわれるパーツですが、日本語ではランイチと呼ばれ、ランプとイチボという二つのパーツに分かれます。

以下、それぞれのパーツを説明しますと、、

A) ランプについて
 1. ランプとは何か

ランプとは、牛肉の腰からお尻にかけて位置する部位(サーロインに続く部分)です。
運動量が比較的少ない場所のため、赤身肉でありながら肉質が非常に柔らかく、キメが細かいのが特徴です。
和牛のランプは、しつこい脂身が少なく、牛肉本来の濃厚な味と香りを存分に堪能できる上品な赤身肉として知られています。
2. ランプが選ばれる理由と魅力
  • あっさりと食べやすい: サーロインやカルビのように脂が重くなく、年齢を問わず最後まで美味しく楽しめます。
  • 濃厚な赤身の旨味: 噛むほどに肉汁と牛肉本来の旨味が口いっぱいに広がり、ヘルシーながら高い満足感を得られます。
  • 高タンパク・低脂質でヘルシー: 脂肪分が控えめで鉄分やタンパク質が豊富なため、健康志向の方にも選ばれています。
3. おすすめの調理法とメニュー
火を通しすぎると硬くなりやすいため、「レア〜ミディアムレア」で仕上げる調理法が最適です。
  • 厚切りランプステーキ
    常温に戻してから表面を強火で焼き、アルミホイルで休ませて余熱で火を通すと、ジューシーで柔らかく仕上がります。
  • ローストビーフ
    低温調理でじっくり火を入れることで、キメの細やかさと美しい赤身の色合い、しっとりとした食感を楽しめます。
  • 牛たたき
    表面をサッと炙り、ポン酢や薬味と合わせることで、モチモチとした食感とあっさりした旨味を堪能できます。

 B)イチボについて

1. イチボとは何か
イチボとは、牛肉のお尻の先にある部位で、一頭からわずかしか取れない希少部位です。
名前の由来は、お尻の骨の形状(エイチボーン:H-bone)が訛ったものとされています。
運動量が多いお尻の部位でありながら、和牛のイチボは綺麗なサシ(霜降り)が入りやすく、赤身の旨味と脂の甘みを兼ね備えているのが特徴です。
2. イチボが選ばれる理由と魅力
  • 赤身と霜降りの絶妙なバランス: 赤身のしっかりとした肉の旨味と、和牛ならではの上質な脂のコクを同時に楽しめます。
  • ジューシーで深い味わい: 脂身に適度なコクがあり、噛むほどに香ばしい肉汁と脂の甘みが口の中に広がります。
  • 希少価値による特別感: 一頭から少量しか採れないため、外食や特別な日のメニューとして高い人気を誇ります。
3. おすすめの調理法とメニュー
皮側の脂の香ばしさを引き出すため、「ミディアムレア〜ミディアム」程度にしっかり火を通す調理法が最適です。
  • イチボの厚切りステーキ
    脂の旨味が強いため、わさび醤油や岩塩などシンプルな調味料と合わせると、脂の甘みと赤身のコクが引き立ちます。
  • 極上焼き肉・炙り焼き
    薄切りや厚切りで表面をしっかり炙ることで、脂の芳醇な香りが引き立ち、ジューシーな食感を楽しめます。
  • シュラスコ・ロースト
    塊肉のまま表面をじっくり香ばしく焼き上げることで、外はカリッと香ばしく、中はしっとりジューシーに仕上がります。

TOP ROUND (うちもも/Uchimomo)

1. ウチモモ(内モモ)とは何か
ウチモモとは、後ろ脚の付け根の内側(股の部分)にある部位です。
牛肉の部位の中で最も脂分が少ない赤身肉で、和牛であってもサシがほとんど入らない純粋な赤身が特徴です。
一本の塊が非常に大きく筋肉が発達しているため、肉の粒子が均一で、赤身本来の深い味わいを楽しめます。

 

2. ウチモモが選ばれる理由と魅力

 

  • 超ヘルシーで高タンパク: 脂身がほぼなくカロリーや脂質が低いため、健康志向の方やダイエッターに絶大な人気があります。
  • くどさのないすっきりとした味: 脂の重さが一切ないため、量をとっても胃もたれせず、最後まで心地よく食べ進められます。
  • コスパ良く和牛の旨味を楽しめる: サーロインやヒレに比べてリーズナブルな価格帯が多く、気軽に本格的な和牛の味を堪能できます。
3. おすすめの調理法とメニュー
水分が抜けやすく加熱しすぎると硬くなるため、低温でじっくり火を通すか、薄切りにしてサッと加熱するのが最適です。

 

  • 和牛ローストビーフ
    赤身の肉色が最も美しく映える定番メニュー。低温調理で中心までしっとり仕上げることで、極上の柔らかさになります。
  • 牛カツ(レアカツ)
    高温の油で表面だけを短時間でサッと揚げ、中はレア状態に保つことで、衣のサクサク感と赤身の柔らかさが絶妙にマッチします。
  • すき焼き・しゃぶしゃぶ
    薄切りにしたウチモモをサッと出汁にくぐらせることで、出汁の旨味とあっさりとした赤身のコクを贅沢に楽しめます。

SHOULDER CLOD (うで/Ude)

1. ウデ(肩肉・ブリスケット)とは何か
ウデとは、牛の前脚の上部から肩まわりにかけての部位です(「肩」「ミスジ」「ウワミスジ」などを含みます)。
よく動かす部位のため、力強い肉質と豊かな旨味が凝縮されているのが特徴です。
和牛のウデは、運動量が多く赤身の味が濃い一方で、細かなサシ(霜降り)やゼラチン質(コラーゲン)が複雑に入り組んでおり、噛むほどに深い味わいを楽しめます。

2. ウデが選ばれる理由と魅力

  • 濃厚で深みのある肉の旨味: 牛肉の中でもトップクラスに味が濃く、噛めば噛むほど肉本来の香りと旨味が溢れ出します。
  • 部位ごとの多様な食感とサシ: エキス分の多い赤身から、ミスジのような希少で美しい霜降りまで、1つの部位で多彩な味わいを楽しめます。
  • 加熱による変化(ゼラチン質の甘み): 筋膜やコラーゲンが多く含まれているため、じっくり煮込むとトロトロとした極上の食感に変わります。
3. おすすめの調理法とメニュー
薄切りにしてサッと火を通すか、塊肉のままじっくり煮込む調理法が最適です。

  • すき焼き・しゃぶしゃぶ
    薄切りにしたウデ肉は、濃厚な肉の旨味が割り下や出汁に負けず、和牛ならではの満足感をしっかり味わえます。
  • じっくり煮込み料理(ビーフシチュー・角煮)
    コラーゲンが豊富なため、長時間煮込むことでお肉がほろほろと解け、スープにも深いコクが溶け出します。
  • 薄切り焼き肉(焼きしゃぶ)
    サッと表面を炙る程度に焼き、ポン酢や大根おろしと合わせることで、濃厚な旨味を後味よくさっぱりと楽しめます。

SHORT PLATE BRISKET (バラ/BARA)

トモバラ(ソトバラ・ウチバラ)

【焼き肉の王道 カルビ】とろける脂の甘みと濃厚なコク、誰もが認める肉の旨味

■ トモバラ(Short Plate )とは?

英語表記:Short Plate / Short Ribs
タイ語表記:เนื้อวัวส่วนเสือร้องไห้(スアロンハイ) / เนื้อพื้นท้อง(プーントーン)
部位の位置:牛のあばら骨下部のお腹側の部位。背中側の「ナカバラ」と、お腹側の「ソトバラ」に分かれる。

バラ(トモバラ)は、和牛のサシ(霜降り)の美しさと脂の甘みを最も感じられる部位です。赤身と脂身がきれいな層をなしており、部位内で大きく2つに分けられます。

ナカバラは、背骨に近く赤身と脂身のバランスが良く、しっとりとした上品な味わいです。ソトバラは、お腹の皮に近くしっかりとしたサシが入り、噛むほどに脂の甘みとジューシーな旨味があふれ出します。

■ バラが選ばれる理由と魅力

焼肉における「カルビ」や「上カルビ」として絶大な知名度を誇り、メニューや商品ラインナップに入れるだけで安定した需要と高い売上を狙える看板商材です。

ナカバラ・ソトバラの切り出し方やカット方法によって、定番カルビから「カイノミ」「ササミ」などの希少部位まで幅広く展開でき、商品価値と客単価を高めやすい強みがあります。

加熱してもパサつかずジューシーな食感が保たれるため、焼き物から煮込み、薄切りスライスまで非常に扱いやすく、タイ市場でも「スアロンハイ」や火鍋・しゃぶしゃぶ用肉として圧倒的な人気を誇ります。

■ おすすめの調理法とメニュー

牛カルビ焼肉・スアロンハイ(Karubi Yakiniku / Thai Style Grilled Beef)
厚切りや隠し包丁を入れたカットで香ばしく焼き上げ、タレや薬味と一緒に脂の甘みを堪能する王道メニュー。

牛しゃぶ・火鍋・すき焼きスライス(Shabu-Shabu / Hot Pot / Sukiyaki)
薄切りにして出汁にくぐらせることで脂がほどよく抜け、とろけるような食感と濃厚なコクを楽しめます。

希少部位ステーキ(Karubi Specialty Cuts / Steak)
ナカバラの「カイノミ」やソトバラの「フランク」など、柔らかく赤身と脂のバランスが良い部分を厚切りステーキとして活用できます。

牛丼・煮込み料理(Beef Bowl / Braised Beef)
じっくり煮込むことで脂身と筋質が柔らかくなり、濃厚な旨味がタレやスープに溶け出します。

GOOSENECK ROUND

外モモ

【赤身旨味部位】 噛むほどにあふれる濃厚な肉の旨味と、ヘルシーな満足感

■ 外モモ(Outside Round)とは?

英語表記:Outside Round / Gooseneck Round)
タイ語表記:เนื้อวัวส่วนสะโพกนอก(サポークノーク)
部位の位置:牛のお尻から太ももの外側に位置する部位。ランイチ(ランプ・いちぼ)の隣に接する大きな赤身部位。

外モモは、牛の後ろ脚の外側に位置し、日常的に体を支えよく動かす筋肉で構成されている部位です。
脂肪分が極めて少なく、きめ細かく引き締まった肉質が特徴です。水分や旨味成分が豊富に含まれており、じっくり噛みしめることで牛肉本来の濃密な赤身の味わいとコクを存分に堪能できます。脂っぽさがなく非常にヘルシーなため、健康志向のお客様にも好まれます。

■ 外モモが選ばれる理由と魅力

歩留まりが良く大きなブロックで取れるため、コストパフォーマンスに優れており、飲食店や加工現場における原価管理・メニュー開発において非常に扱いやすい商材です。

脂肪分が少なく形が均一なため、スライス、煮込み用サイコロカット、ミンチなど多様なカット・加工に対応します。ローストビーフや煮込み料理、さらにはハンバーグの原料肉としても活用でき、幅広い業態で無駄なく使い切ることができる汎用性の高さが強みです。

「ヘルシーな赤身」「噛むほどに美味しい肉感」を求める層に向けたデイリーメニューから、手間をかけた煮込み・ロースト料理まで多様なアピールが可能です。

■ おすすめの調理法とメニュー

ローストビーフ(Roast Beef)
低温で時間をかけて調理することで、赤身のしっとりとした柔らかさと濃厚な旨味を引き出す代表的な調理法。

煮込み料理・シチュー(Beef Stew / Braised Beef)
じっくり加熱することで肉質がホロホロと柔らかくなり、出汁やソースに深いコクと旨味が溶け込みます。

和風すき焼き・しゃぶしゃぶ(Sukiyaki / Shabu-Shabu)
極薄切りに仕上げることで、歯ごたえをやわらげ、あっさりと上品な赤身の味わいを楽しめます。

牛カツ・薄切り炒め(Beef Cutlet / Stir-fried Beef)
薄切りやサイコロ状に工夫して調理することで、加熱による硬さを防ぎつつ、満足感のある肉感を活かせます。

Knuckle (シンタマ/Shintama)

1. シンタマ(芯タマ)とは何か
シンタマとは、牛のモモの前端(丸く球状になっている部位)に位置する赤身肉です。
「トモサンカク」「シンシン」「カメノコ」「トモサンカク」など、さらに細かくカットして提供されることも多い部位です。
脂肪分が少なく弾力のある肉質で、きめ細かい赤身の中に程よいサシが入る、非常にバランスの取れた部位として知られています。

2. シンタマが選ばれる理由と魅力

  • 赤身とサシのパーフェクトな調和: モモ部位特有のあっさりした赤身の旨味と、程よく入った美しい霜降りのバランスが絶妙です。
  • くせがなく素直な味わい: 脂のしつこさも赤身独特のクセもなく、万人受けする爽やかで上品な旨味を楽しめます。
  • カット部位による多彩な表情: 「カメノコ(濃厚な赤身)」や「トモサンカク(ジューシーな霜降り)」など、切り出し方によって異なる食感や味わいを楽しめる魅力があります。
3. おすすめの調理法とメニュー
キメの細かさを活かしたサッと炙る焼き調理や、厚切りでじっくり火を通す方法が最適です。

  • 和牛ランプ&シンタマの焼き肉
    薄切りにして表面を軽めに焼き、甘めのタレやワサビ醤油で食べることで、肉の柔らかさと程よい脂の甘みが引き立ちます。
  • ローストビーフ・ステーキ
    キメが細かく丸みを帯びた形状のため形が整いやすく、しっとり柔らかい最高の極上ローストビーフに仕上がります。
  • 牛のたたき・肉寿司
    クセがないため生に近い状態でも食べやすく、サッと炙って酢飯にのせた肉寿司やたたきにすると旨味が際立ちます。

NECK (ネック)

1. ネックとは何か
ネックとは、その名の通り牛の首(首肉)にあたる部位です。
頭部を支え、日常的に頻繁に動かす場所であるため、筋肉が非常によく発達しています。
和牛のネックは、脂肪分が少なく筋肉質で固めの肉質ですが、牛肉の中で最も旨味成分(エキス分)やコラーゲンが多く凝縮されている部位の一つです。

2. ネックが選ばれる理由と魅力

  • トップクラスの濃い旨味: 筋肉が発達しているため、噛めば噛むほど肉本来の濃厚な出汁と強烈な旨味が溢れ出します。
  • じっくり調理によるトロトロ食感: 豊富な筋膜やコラーゲンは、じっくり加熱することでゼラチン質に変化し、極上の柔らかさとコクを生み出します。
  • 挽き肉や出汁としての高いクオリティ: 味が濃く脂身が少ないため、ハンバーグやメンチカツの挽き肉に混ぜると、お肉の存在感が劇的にアップします。
3. おすすめの調理法とメニュー
硬さをカバーしつつ旨味を引き出すため、「じっくり煮込む」または「細かく叩く・挽く」調理法が最適です。

  • じっくり煮込み料理(ビーフシチュー・カレー・スープ)
    長時間コトコト煮込むことで、硬い肉質が嘘のようにホロホロと解け、出汁がスープ全体に溶け出して極上の深みが生まれます。
  • 極上ハンバーグ・つみれ(挽き肉料理)
    ネック肉を挽き肉やみじん切りにして使用することで、脂に頼らない「肉肉しい噛み応えと本物の肉の旨味」を味わえます。
  • コンソメスープ・ボロネーゼ
    出汁をとる部位としても優秀なため、挽き肉にしてソースやスープに煮込むと、プロの味のような深いコクに仕上がります。

KATABARA

カタバラ

【濃厚旨味部位】牛ならではの濃厚な肉の旨味と上質な脂、噛むほどに広がる濃密なコク

■ 肩バラ(Brisket)とは?

英語表記:Brisket / Shoulder Rose
タイ語表記:เนื้อวัวส่วนเสือร้องไห้(スアロンハイ) / เสือร้องไห้ส่วนหน้า
部位の位置:牛の胸(前腹)側に位置する部位。前脚の付け根付近にあり、トモバラ(バラ)の前方に隣接する。

肩バラは、和牛の胸周辺にあたる部位で、前脚を支えよく動かすため肉質が引き締まり、赤身自体の旨味が非常に強いのが特徴です。
赤身と和牛特有の上質な脂身がきれいな層をなしており、豊かなコラーゲンを含んでいます。じっくり加熱することでコラーゲンと脂が溶け出し、和牛特有の芳醇な香り(和牛香)とともに、濃厚なコクとジューシーな食感を生み出します。

■ 肩バラが選ばれる理由と魅力

和牛ならではの強い旨味と脂の甘みがあるため、出汁やスープから焼き物まで、料理全体の味の底上げに大きく貢献する商材です。

タイをはじめとする東南アジア市場では、伝統的な炭火焼き料理(スアロンハイ)の極上部位として絶大な認知度と人気を誇ります。また、アメリカンBBQの代名詞でもあるブリスケットとして、和牛の上質さをアピールできるグローバルな需要も兼ね備えています。

煮込みや薄切りスライスなど調理法の幅が広く、歩留まりの良さと高いコストパフォーマンスを兼ね備えているため、メニューの原価管理や収益改善にも最適です。

■ おすすめの調理法とメニュー

和牛炭火焼き・スアロンハイ(Thai Style Charcoal Grilled Wagyu)
隠し包丁を入れて炭火で香ばしく焼き上げ、和牛脂の甘みと旨味をタレとともに味わう定番メニュー。

スモークBBQ・和牛ブリスケット(Wagyu BBQ Brisket)
大きな塊肉のまま低温で長時間じっくりスモークし、和牛の脂とコラーゲンをとろけさせて仕上げる極上メニュー。

和牛すき焼き・火鍋・しゃぶしゃぶスライス(Wagyu Sukiyaki / Hot Pot / Shabu-Shabu)
薄切りスライスにすることで手軽に火が通り、余分な脂を落としながら和牛本来の深いコクを楽しめます。

和牛煮込み・牛すじスープ(Braised Wagyu / Wagyu Soup)
時間をかけてじっくり煮込むことで肉質がホロホロになり、出汁やスープに和牛の豊かな旨味が溶け出します。

SHANK

すね

【濃厚出汁部位】 和牛の深い旨味が凝縮された、コラーゲンあふれる極上の煮込み部位

■ スネ(Shank)とは?

英語表記:Shank(Foreshank / Hindshank)
タイ語表記:เนื้อวัวส่วนน่อง(ノーン) / 前スネ:น่องหน้า(ノーンナー) / トモスネ:น่องหลัง(ノーンラング)
部位の位置:牛の脚の脛(すね)にあたる部位。前脚の「前スネ(Foreshank)」と、後ろ脚の「トモスネ(Hindshank)」に分かれる。

スネは、牛が体重を支え日常的に最もよく動かす筋肉で構成されている部位です。
脂肪分は少ないものの、筋肉と筋(筋膜・コラーゲン)が非常に密に発達しています。前スネは形がやや小ぶりで引き締まっており、トモスネはサイズが大きくコラーゲン質が豊富に含まれるのが特徴です。加熱すると和牛特有の上質なコラーゲンがゼラチン質に変化し、とろけるような食感と深いコクを生み出します。

■ スネが選ばれる理由と魅力

和牛ならではの濃密な旨味成分と出汁(ダシ)が出るため、スープや煮込み料理のクオリティを劇的に引き上げる高付加価値な商材です。

タイをはじめとする東南アジア市場では、定番の麺料理(ボートノーデル/クアイティオ・ヌア)やスープ料理(トムセープ・ヌア)用として絶大な需要と知名度を誇ります。和牛のスネを使用することで、他店との差別化や高単価化が狙えます。

煮込み用途として歩留まりが良く、じっくり火を通すことで驚くほど柔らかくなるため、作り置きや大量調理を行う飲食店・仕入れ現場にとっても非常に扱いやすい部位です。

■ おすすめの調理法とメニュー

和牛煮込み・ビーフシチュー(Wagyu Stew / Braised Shank)
じっくり時間をかけて煮込むことで筋がゼラチン質化し、ホロホロとした柔らかさと濃厚な旨味がソースに溶け込みます。

和牛タイ風牛スープ・煮込み麺(Thai Beef Noodle / Tom Zap Soup)
スネ肉から出る豊かな出汁と和牛香がスープ全体に行き渡り、本場のハーブやスパイスと絶妙にマッチします。

ポトフ・コンソメスープ(Pot-au-feu / Beef Consommé)
肉の形を保ったままじっくり煮出し、澄んだスープに深い旨味とコクを与える王道の西洋料理。

和牛カレー・カレー用サイコロカット(Wagyu Curry)
サイコロ状にカットして煮込むことで、ルーに和牛のコクが溶け出し、冷めても肉の旨味がしっかりと残ります。